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会社概要は、社名や所在地を並べれば終わり、と思われがちなページです。
ですが実際には、初めて訪れた相手が「この会社は信頼できるか」を確かめにくる場所でもあります。
ここが薄いと、サービスの説明がどれだけよくても取引の判断を後押しできません。
この記事では、会社概要に載せる基本項目と正しい書き方を整理します。
そのうえで、事業内容を具体的に書くコツや、代表挨拶で信頼を作る書き方まで解説します。
項目を埋めるだけでなく、読んだ相手が安心して問い合わせに進めるページにするための考え方をまとめました。
目次
会社概要とは、会社の基本情報をまとめて示すページです。
取引先や求職者、金融機関など、立場の違う相手が「どんな会社なのか」を短時間で把握するために見ます。
似た言葉に会社案内やプロフィールがありますが、役割は少しずつ違います。
会社概要は事実情報を正確に並べる場所、会社案内は想いや事業内容を伝える読み物、という切り分けで考えると迷いません。
ホームページでは、この2つを1ページにまとめることも、分けて作ることもあります。
まずは、業種を問わず載せておきたい基本項目です。
相手が知りたい順に並べると、次のようになります。
| 項目 | 書き方のポイント |
|---|---|
| 会社名(商号) | 正式名称で記載する。株式会社の位置(前株・後株)も正確に |
| 代表者名 | 役職名とあわせて記載。読みが難しい場合はふりがなを添える |
| 所在地 | 本社住所を記載。支社があれば併記する |
| 設立年月日 | 創業と設立が異なる場合は両方を分けて書く |
| 資本金 | 最新の金額を記載。増資したら忘れず更新する |
| 事業内容 | 実際に行っている事業を具体的に。定款の丸写しにしない |
| 連絡先 | 電話番号・メール・問い合わせ導線をわかりやすく |
ここに、会社の規模や実績を伝えたい場合は、従業員数・主要取引先・取引銀行・許認可や資格などを足します。
BtoBで審査や与信が関わる相手には、こうした情報があるほど安心材料になります。
会社名は登記どおりの正式名称で書きます。
「株式会社」を「(株)」と略さないこと、前株か後株かを間違えないことが基本です。
サイト内の他のページやフッター、名刺との表記も揃えておくと、細部まで整った印象になります。
会社概要でいちばん差が出るのが事業内容です。
定款の目的をそのまま並べると、幅広く見える一方で、結局何の会社なのかが伝わりません。
読む人が知りたいのは「今、実際にどんな仕事をしているか」です。
主力事業を先に、具体的な言葉で書きます。
たとえば「建築に関する業務」ではなく「住宅から公共施設までの設備設計・環境提案・照明デザイン」と書けば、対象領域と強みが同時に伝わります。
あれもこれもと足すより、実態に合った数項目に絞るほうが信頼されます。
抽象的な言葉で幅を持たせるより、狭くても具体的なほうが、相手は自分の依頼に合うかを判断できます。
資本金・従業員数・設立年などの数字は、載せた時点で正しくても、更新されないまま古くなりがちです。
増資や人員の変化があったら直せる状態にしておくことが、地味ですが信頼に直結します。
更新の手間を考えずに項目を増やすと、後で「古い情報が残っている会社」に見えてしまいます。
載せる項目は、これから更新し続けられるかを基準に選びます。
来訪や郵送のある会社なら、住所に加えて地図やアクセス案内があると親切です。
店舗や事務所への来店が前提でないなら、住所の記載だけで十分なこともあります。
相手がそのページで何をしたいのかから、必要な情報量を決めます。
基本項目は事実の一覧です。そこに人柄や考え方が加わると、相手の安心感は大きく変わります。
会社概要とあわせて、代表挨拶やミッションを短くても載せておくと、数字だけでは伝わらない「どんな人がやっている会社か」が伝わります。
代表挨拶は、長く格式ばった文章にする必要はありません。
なぜこの事業をしているのか、どんな相手にどう役立ちたいのかを、自分の言葉で書くほうが伝わります。
定型のあいさつ文をそのまま載せると、かえって他社と区別がつかなくなります。
顔写真や名前を出せる範囲で出すことも、信頼を後押しします。
とくに小規模な会社や個人事業では、代表がどんな人かが取引の決め手になりやすいためです。
事実の会社概要と、想いを伝える代表挨拶を役割で分けて持たせると、どちらも読みやすくなります。
基本項目を埋めるだけなら誰でもできます。
そこから一歩進めて「選ばれる会社概要」にするには、次の3つを意識します。
相手は会社概要で「取引して大丈夫か」を判断しています。
事業内容の具体性、実績や取引先、代表者の存在感などが、その判断材料になります。
単なる情報の一覧ではなく、相手の不安を1つずつ消していくページだと考えると、載せるべき内容が見えてきます。
会社概要をどこまで作り込むかは、相手によって変わります。
BtoBで審査や与信が関わるなら、資本金・取引銀行・主要取引先まで載せると安心されます。
一方、個人事業や小規模の会社では、そこまで細かい数字より、代表の人柄や実績のほうが決め手になります。
誰に向けたページかを決めてから、載せる項目を取捨します。
会社概要は一度作って終わりではありません。数字が変わり、実績が積み上がっていきます。
更新されないまま古い情報が残っていると、それだけで信頼を落とします。
載せる項目は、今後も無理なく最新に保てるかを基準に選ぶのが安全です。
会社概要は、基本項目を正確に埋めることが出発点です。
そのうえで、事業内容を実態に沿って具体的に書き、代表挨拶で人柄を伝え、相手に合わせて情報量を選ぶと、信頼につながるページになります。
どこまで作り込むかは、会社概要を営業資産として使うか、最低限の体裁で足りるかで変わります。
これから会社概要を含むホームページを作る、あるいは古くなった会社概要を作り直したい場合は、何を書けば信頼につながるかを軸に、更新のしやすさまで見据えて整えることをおすすめします。
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