
Lステップは、LINE公式アカウントの拡張ツールとして、シナリオ配信・タグ管理・回答フォーム・分岐配信などを実装できるサービスです。
BtoB・BtoCを問わず多くの業種で導入されていますが、実装の質によって成果は大きく変わります。
本記事ではLINE構築を支援する弊社(GAMADAS)の視点から、Lステップで実際に成果を出した事例と、シナリオ設計のポイントを実例ベースで解説します。
Lステップは、株式会社Maneql が提供するLINE公式アカウント拡張ツールです。
標準のLINE公式アカウントでは難しい「ユーザーごとの属性管理」「条件分岐配信」「自動化されたシナリオ」「予約管理」などを実装できます。
月額契約で初期費用ゼロから始められるサブスク型のため、中小企業でも導入しやすいのが特徴です。
BtoBで採用される主な理由は次の3つです。
BtoB顧客でも、LINEの開封率は60-80%と高く、商談アポ・資料請求の通知に向きます。
一方、ビジネスメールの平均開封率は20-30%程度です。
3倍前後の開封率差は、リード獲得施策の費用対効果を大きく左右します。
特に若手の決裁者層・現場担当者層へのリーチには、LINEの優位性が顕著です。
日常的に開いているチャネルだからこそ、商談化のスピードも上がります。
業種・規模・関心トピックに応じてシナリオを切り替えられるのが、標準のLINE公式アカウントとの最大の差です。
タグ管理機能で「製造業向け」「サービス業向け」のように属性ごとに別シナリオを動かせるため、無駄な配信を減らせます。
BtoBでは見込み度の温度感が顧客ごとに大きく違うため、属性別の配信設計は獲得効率に直結します。
一斉配信より3〜5倍の反応率になる事例も珍しくありません。
タグ管理で「ホット」「ナーチャリング」「コールド」を仕分けでき、営業のフォロー優先順位を最適化できます。
アンケート回答や特定ページ閲覧で自動的にタグが付くため、人手でリードを仕分けする工数も削減できます。
営業組織が小さい中小企業ほど、この「自動仕分け」のメリットが大きくなります。
限られた営業リソースを、確度の高いリードに集中投下できる体制が組めます。
Lステップには多数の機能がありますが、BtoBで頻繁に使われるものを整理します。
友だち追加から n日後にメッセージを自動送信する機能です。
サービス紹介→事例紹介→特典→申込み案内、と段階的にコンテンツを送ってナーチャリングするのが定番の使い方です。
メッセージは事前に作成・予約しておくため、運用後の手間はほぼゼロになります。
一度設計しておけば、見込み顧客を24時間365日育成し続けられる仕組みです。
アンケート回答などで自動的に属性タグを付与する機能です。
例えば「業種:製造業」「規模:50名以下」のように複数タグを組み合わせることで、細かなセグメント設計が可能になります。
タグは後から手動で追加・削除もでき、営業活動で得た情報を反映させることもできます。
CRMに近い使い方ができるため、別途CRMを契約しなくても顧客管理が完結します。
LINE内でアンケート・申込みを完結できる機能です。
Webサイトに遷移せず、LINE上でそのまま情報入力ができるため、コンバージョン率が高くなります。
フォームの回答内容に応じて自動でタグ付けやシナリオ分岐ができ、後続のフォロー設計もシームレスに繋げられます。
LINE画面下部に常時表示されるメニュー機能です。
「サービス一覧」「事例」「資料DL」「お問い合わせ」など、よく使う動線をボタン化することで、利用者の回遊性を高められます。
リッチメニューは複数パターンを用意し、顧客属性ごとに表示するメニューを切り替えることもできます。
Lステップは多機能ゆえに、設計段階で次の3点を抑えないと「機能を入れただけで成果が出ずらい」状態になります。
問い合わせ獲得・予約・商品購入など、明確なゴールを1つに定めてから、そこに至るまでのシナリオを設計します。
「とりあえずシナリオを組む」と、メッセージが冗長になり離脱率が上がります。
ゴール設定では「月の獲得目標」「平均成約単価」「LTV」などの数字も合わせて整理します。
これにより、シナリオの長さやメッセージ密度の判断基準が明確になります。
友だち追加直後にいきなり購入を促すと離脱する確率が高まります。
アンケートや無料コンテンツなど、軽いアクションから始めるのが鉄則です。
例えば「業種を教えてください(3択)」のような30秒で終わるアンケートを最初に置くだけで、属性データが取れる+ユーザーがアクションに慣れる、の2つの効果があります。
最初の小さなYesが、後の大きなYesに繋がります。
どんなアンケートで何のタグを付けるか最初に設計しておかないと、後から運用が破綻します。
タグの命名ルール・付与条件・分岐先をスプレッドシート等で一覧化し、シナリオ実装前にレビューするのが安全です。
運用中にタグを追加するのは可能ですが、命名がバラバラになると検索性が著しく落ちます。
実際に弊社が手掛けたLステップ案件をいくつか紹介します。
業界も活用方法も大きく違うため、Lステップの汎用性が見えると思います。
弊社が支援した退職サービスは、サービスがかなり複雑で対象となるユーザーとそうでないユーザーが明確に分かれているケースでした。
本来であれば、ヒアリングを人が丁寧に行う必要がありますが、初回コンタクト全件をスタッフ対応にすると工数が膨大になります。
そこでLステップを活用し、LINE上で先にアンケートを実施することでサービス対象に該当しそうな見込み客だけを効率的にコンタクト対象として絞り込めるようにしました。
アンケートでは「現在の雇用状況」「相談したい内容」「希望する解決スピード」の3軸で属性を取得し、サービス適合度を自動判定する設計です。
結果、人的工数を最小化しつつ、見込み度合いの高い顧客対応に集中できる体制が作れています。
スタッフが「相談に乗れない人にも長時間対応する」という疲弊から解放され、本来の専門業務に集中できる効果も大きい施策でした。
YouTubeチャンネルを運営しているクライアントから、「視聴者のエンゲージメントを上げたい」「動画だけでなく note や X 等で発信している情報も届けたい」という要望をいただいた事例があります。
ここではLステップ内に くじ引きの機能 を組み込み、毎日1回くじが引ける仕組みを用意しました。
くじの当選者にだけ、限定コンテンツやプレゼントを配るシナリオです。
コンテンツとしての面白さが日々の接触理由となり、エンゲージメント向上に貢献しています。
副次的効果として、毎日LINEを開く習慣が定着することで、別の動画告知やキャンペーンメッセージのリーチも上がりました。「定期的に開く理由を作る」という設計思想が、LINEというチャネルでは特に効果的です。
Lステップの実装費用は、構築規模によって幅があります。一般的な相場は次の通りです。
プランタイプ | 初期費用 | 月額運用費 |
|---|---|---|
簡易構築(基本配信+メニュー) | 10万〜30万円 | 月3万〜10万円 |
標準構築(シナリオ+タグ管理) | 30万〜80万円 | 月10万〜30万円 |
高度構築(条件分岐+外部連携) | 80万〜200万円超 | 月30万円〜 |
Lステップ自体のサブスク料金(Maneql社への支払い)は別途必要で、月2,980円〜21,780円です。
Lステップは「機能を入れる」より「シナリオの設計」が成否を分けます。
サービス特性・顧客属性・最終ゴールを整理した上で、必要な機能を絞り込むのが成功の鍵です。
弊社では、LINE構築の戦略設計から実装・運用まで一貫してご支援しています。詳細は下記をご覧ください。
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