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2026/08/11

会社沿革の書き方【例文つき】コーポレートサイトで信頼につながる項目と3つのコツ

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「会社沿革をどう書けばいいかわからない」という声をよく聞きます。

創業年、事務所移転、サービス開始。歴史はあるのに、いざ文章にしようとすると手が止まる。

この記事では、コーポレートサイトの制作会社として多くの会社概要ページを手がけてきた経験をもとに、会社沿革の書き方を例文つきで解説します。

会社沿革とは何か

会社沿革とは、企業の歴史を時系列で並べたものです。

設立年月日、拠点の移転、主要サービスの開始、資本金の変更などを、年表のかたちで記録します。

会社概要ページや「私たちについて」ページに掲載されることが多く、取引先や採用候補者が「この会社はどんな歩みをしてきたか」を確認するために見るコンテンツです。

会社概要との違い

会社概要は会社の現状を示す一覧表です。社名・代表者名・所在地・資本金・従業員数などを並べます。

一方、会社沿革は「変化の記録」です。いつ何が変わったかを時系列で伝えます。

同じページにまとめて掲載することも多いですが、役割は異なります。会社概要が「今の姿」なら、沿革は「歩んできた道」です。

会社沿革に書く主な項目

すべての出来事を書く必要はありません。サイトの閲覧者に伝えたい情報を選んで載せます。

以下の項目が代表的です。

  • 会社の設立(年月)
  • 資本金の変更
  • 代表取締役の就任・交代
  • 拠点(本社・支店・工場)の開設・移転
  • 主要サービス・事業の開始
  • 子会社・関連会社の設立
  • 主要な認証・資格の取得(ISO、JIS など)
  • 受賞・表彰歴
  • 上場・増資などの資本政策
  • 社名変更・商号変更

創業直後で記録が少ない会社は、設立と代表就任だけでも問題ありません。

「書くことがない」と思う場合は、後述する「書く内容がないときの対処法」を参考にしてください。

会社沿革の書き方(基本フォーマット)

時系列で記録するのが基本です。年月を左列に、出来事を右列に並べる形式が最も読みやすく、どの業種でも使えます。

例文:中小企業の会社沿革

年月出来事
2015年4月東京都渋谷区にて株式会社〇〇を設立
2016年7月Webマーケティング支援事業を開始
2018年2月神奈川県横浜市に事務所を移転
2019年9月資本金を1,000万円に増資
2021年3月従業員数10名を達成
2023年1月自社プロダクト「〇〇ツール」をリリース

年だけでなく「月」まで書くと、具体性が出て信頼感が増します。

ただし月が不明な場合は無理に入れる必要はありません。「2018年」のみの記載でも問題ありません。

個人事業主・フリーランスの場合

法人ではない場合は、開業届の提出日や事業開始日を起点にします。

年月出来事
2018年6月グラフィックデザイン事業として個人事業を開業
2020年4月Webデザイン・LP制作サービスを開始
2022年3月法人化し、株式会社〇〇を設立

個人事業から法人化した場合は、その流れを沿革に含めることで「歩んできた経緯」が伝わります。

信頼につながる会社沿革を書く3つのコツ

ただ年表を並べるだけでは、読んでも印象に残りません。

制作会社として多くのコーポレートサイトを手がける中で気づいた、沿革を「信頼の材料」に変えるコツを3つ紹介します。

コツ1:数字を入れる

「事業拡大」より「従業員数10名を達成」、「受注拡大」より「年間受注件数50件を突破」のほうが、具体的な実力が伝わります。

資本金、従業員数、拠点数、受賞回数など、数字に変換できる要素は積極的に取り入れましょう。

コツ2:社会・業界の変化と自社の動きを合わせる

「なぜそのタイミングで動いたか」が伝わると、単なる年表が「判断の記録」に変わります。

たとえば「コロナ禍でオンライン事業を強化した」「デジタル化の波に乗りSaaS事業に参入した」など、時代の流れと自社の判断を重ねて書くと読み応えが出ます。

長文にする必要はありません。一行でも「なぜ」を添えるだけで、印象が変わります。

コツ3:マイナス面も必要以上に隠さない

一時的な縮小、事業撤退、業態転換。これらを書くかどうかは判断が分かれます。

ただし、あからさまに不都合な出来事を省いた沿革は「でき過ぎた歴史」に見えることがあります。

業態転換を経て今のビジネスに至った経緯などは、むしろ正直に書くことで「経営者の判断力」が伝わり、信頼感につながるケースもあります。

書く内容がないときの対処法

「設立したばかりで書けることが少ない」「特に大きな出来事がない」という場合は、以下の視点で掘り起こしてみてください。

  • 事業を思い立ったきっかけや原点(設立の背景)
  • 最初のクライアントや最初の受注
  • 自分でも気づかなかったサービスの変化・進化
  • 社内体制の変化(メンバー追加、組織化など)
  • 使用ツールや技術スタックの変化

完璧な年表でなくて構いません。2〜3行でも、「この会社はいつ、何を始めた」が伝わる沿革があるだけで、まったく書かれていないページより信頼感が生まれます。

コーポレートサイトの沿革で見かける失敗パターン

制作会社として多くの会社概要ページを確認してきた中で、よく目にする失敗をまとめます。

失敗1:設立年のみで止まっている

「2010年4月 株式会社〇〇を設立」だけで終わっている沿革は、空白が多く寂しく見えます。

年1〜2件のペースでも、事業の変化を少しずつ加えていくと情報量が増します。

失敗2:長文の説明が混在している

沿革は基本的に「年月 + 一行の事実」の形式で読まれます。

各項目に3〜4行の説明を書くと読みづらくなります。補足したい場合は「代表者メッセージ」や「私たちのこだわり」のページに分けた方がスッキリします。

失敗3:更新が数年止まっている

「最終更新2018年」の沿革は、今もこの会社が活動しているのかを不安にさせます。

年に一度でも更新する習慣をつけましょう。たとえ大きな動きがなかった年でも、チームの変化や新サービス開始など何かしら書けることはあります。

会社沿革のページデザインについて

沿革のデザインは、テキストの表(テーブル)が最もシンプルで使いやすいです。

縦一列のタイムライン型(左に年月、右にテキスト、縦線でつなぐデザイン)も多く見られます。ビジュアル的にわかりやすいですが、コーディングが必要です。

Studioなどのノーコードツールであれば、既存のコンポーネントやテンプレートを使うと比較的簡単に実装できます。WordPressの場合はテーブルブロックかカスタムCSS、または専用プラグインを組み合わせる方法が一般的です。

制作会社に依頼する場合は、デザイン込みで対応してもらえます。「会社概要のデザインと統一感を出したい」「タイムライン型にしたい」など、イメージを伝えると実現しやすくなります。

会社概要ページ全体の設計については、会社概要の書き方と設計方法も参考にしてください。

まとめ

会社沿革は「年月と出来事を時系列で並べる」ことが基本です。

書ける内容が少なくても、設立と事業開始の2行から始められます。数字を入れる、時代の背景と自社の判断を合わせる、定期的に更新するという3つのコツを意識すると、信頼感のある沿革になります。

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